わたしに会うまでの1600キロ

イントゥ・ザ・ワイルド的な空気を感じたので見た一本。
キューティーブロンドのようなラブコメディ(?)をほとんど見ないので、主演の顔を見てもどこかで見たことあるよなぁというだけで、リース・ウィザースプーンの名前が出てこなかったが、ちょっとくりーむしちゅー有田顔である。

最初にタイトルが出たところで、おもわずこれにその邦題あてたんかって突っ込みたくなること請け合い。なんか旅好き自分探し好き女子を取り込みたいみたいな感じのタイトルが鼻につくなぁとは思っていたんだが、原題はめっちゃシンプル。

映画はオープニングからラストまでPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)を歩く主人公とフラッシュバックする回想という構成で作られている。
最初は何でこんなことやってるかもよく分からない。まぁ、理由が明かされても共感はできないのだが、延々と歩く。

この映画はおそらく意識的にだと思うのだが、大自然をやたらとドラマチックに写したり、ことさらに劇的な出来事が起きたりはしない。もちろん旅の出来事は著者の自伝だからあまり改変もできないのだろうけど、絵的にも演出的にもおおげさな表現をしない。

最初本当に舐めたトレッカーだった主人公シェリルが普通にトレッキングできるようになっているいうところにのみ成長がはっきり見て取れるが、内面が大きく成長したとかそんな演出も一切ない。それがいい。そんななか大きく感情を揺さぶるのはローラ・ダーン演じる母親が出てくるシーン。母親が大学に通っているシーンがすごく心に残った。

このすごく共感しにくいシェリルにイライラしながらはずれかなぁと思っていたのに、見終わると嫌いじゃないって感じの作品でした。
おすすめ。

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